第7回 ワンコーラスを完成させよう
2025年5月29日
〜Aメロ→Bメロ→サビの「曲のかたち」を作ってみよう〜
こんにちは。「ゼロから始める作曲講座コラム」第7回です。
ここまでで、メロディやコード、言葉との関係などを学んできました。
今回は、いよいよ“1曲の形”にするステップに入っていきます。
■ 曲の基本構成「Aメロ→Bメロ→サビ」
ポップスやJ-POPでは、よくこの3つの構成でワンコーラスが作られています。
- Aメロ:物語の導入。場面の説明や感情の起点になる部分
- Bメロ:ちょっと盛り上げる展開部。サビへつなげる橋渡し
- サビ:一番伝えたい感情、フレーズのピーク
この3つを並べるだけで、「曲らしさ」が一気に出てきます。
■ 作曲ワークシートを使って構成を考えてみよう
実際に作曲していくには、一度紙に書き出す、または入力するのがおすすめです。
今回ご用意したワークシートを使って、あなたの中の音楽を形にしてみましょう。
書くときのコツ:
- 最初は「ラララ」でもOK
- 頭に映像を思い浮かべると作りやすくなる
- 仮の言葉でも、リズムと言葉の音感を大事にする
■ 仮のタイトルをつけると、曲がまとまり始める
最後に、ぜひ仮タイトルを考えてみましょう。
これは「完成した作品の名前」ではなくても構いません。
- 「青い自転車」
- 「サヨナラの午後」
- 「もし、あの時」
- 「名前を呼ばれた気がした」
こういったイメージを凝縮したひとことがあると、曲の雰囲気が定まり、迷いにくくなります。
次回予告:「DAWを使って曲を“形”にする」
次回はいよいよ、音楽制作ソフト(DAW)を使って、
あなたのメロディやコードを“録音”や“打ち込み”で形にする方法を紹介します。
🎵 本日のミニワーク
このページの作曲ワークシートを開いて、今日の気分で「1曲の流れ」を書いてみましょう。
すべてが埋まらなくても構いません。書き始めることが何より大事です。