第1回 作曲って何から始めればいい?
2025年5月20日
「メロディは心の言葉」——ゼロから始める作曲講座コラム
こんにちは。「ゼロから始める作曲講座」へようこそ。
この連載では、楽器が弾けなくても、音楽理論が分からなくても、「心に浮かんだ音」を形にする方法を、ひとつずつ丁寧にお伝えしていきます。
■ 作曲=才能?という誤解
「作曲なんて特別な才能がないとできない」
そう思っていませんか?
でも、あなたが何かに感動したり、誰かを思い出したときに、ふっと口ずさんでしまったメロディ。
それがもう、立派な“作曲”の第一歩なんです。
人は、誰でも“内なる音”を持っています。
それを外に出すか出さないか。その違いだけなのです。
■ 作曲の3つの要素:メロディ・コード・リズム
作曲には主に3つの要素があります。
- メロディ(旋律) – 歌や鼻歌など、一番耳に残る部分
- コード(和音) – 曲の雰囲気を決める土台
- リズム(拍・テンポ) – 曲のノリや動きを作る
最初から全部できる必要はありません。
この連載では、まず“メロディ”から始めます。
なぜなら、あなたの「心の声」は、言葉と共に“メロディ”で現れることが多いからです。
■ 作曲の入り口は「音をつかまえること」
今日から始められる作曲の一歩は、
ふと浮かんだメロディを、逃さずメモすることです。
スマホのボイスメモでかまいません。
たとえばこんな時に試してみてください:
- 朝起きたとき、ふと口ずさんだフレーズ
- 散歩中にリズムに乗って出てきたメロディ
- ふとした感情が湧いたときに口から出た音
これらはすべて、“あなたの中から生まれた音楽”です。
それを記録しておけば、立派な「作曲の素材」になります。
■ 次回予告:「鼻歌も立派な作曲です」
次回は、記録したメロディをどうやって曲に育てていくか?
そして、プロの作曲家も実は“鼻歌”から始めているというお話をします。
「私にもできそう」と思ったあなた。
その直感は、作曲の才能の“芽”です。
次回も、楽しみにしていてくださいね。