第8回 DAWを使って「カタチ」にする

2025年5月30日

〜思いついたメロディを録音して、作品に育てよう〜

こんにちは。「ゼロから始める作曲講座コラム」第8回です。
今回は、あなたが思いついたメロディを「曲」という“カタチ”にするために欠かせないツール、DAW(音楽制作ソフト)についてお話しします。


■ DAWって何? 難しいの?

DAW(Digital Audio Workstation)とは、パソコンやスマホで音楽を作るためのソフトウェアです。
むずかしく聞こえるかもしれませんが、今は初心者にも優しい無料ソフトがたくさんあります

無料で使えるおすすめDAW:

ソフト名特徴対応機器
BandLabブラウザ上でOK。スマホでも使える。PC / スマホ
SoundtrapGoogle連携OK。オンラインで完結。PC / スマホ

■ まずは、メロディを「録音」してみよう

思いついたメロディを、まず録音して保存する
これが、作曲を形にする“はじめの一歩”です。

スマホでできる簡単ステップ:

  1. ボイスメモに鼻歌を録音
  2. BandLabなどのアプリを開く
  3. 録音した音をアップロードしてみる

これだけで、「メロディがDAWに入る」体験ができます。


■ 次に、ピアノロールで「音を打ち込む」

録音の代わりに、「音を打ち込む」方法もあります。

ピアノロールとは、鍵盤が横向きに並んだような画面のこと。
そこにマウスでポチポチ音を並べていくと、メロディが目に見える形で作れます

コツは、1フレーズから始めること。
「ド・ミ・ソ」だけでも立派なスタートです。


■ コードをのせて、少しずつ曲にしていこう

メロディができたら、次はコード(伴奏)を加えるステップへ。

BandLabやSoundtrapには、コードパッド機能があり、
C・G・Am・Fなどをタップするだけで伴奏がつくれることも。

難しい理論より、「耳で気持ちいいかどうか」を大切にしてOK!


■ 作品になっていく感覚を、楽しもう

ここまで来たら、あなたの曲はすでに「作品」と言っていい状態です。
最初はシンプルでOK。
1フレーズでも、1コーラスでも、形にしたことが大きな一歩です。


次回予告:「作品を“聴かせる音”にするには?」

次回は、簡単にできるミックス&マスタリングの基本をお伝えします。
せっかく形にした音を「きれいに」「聴きやすく」仕上げていく方法を学びましょう!


🎵 本日のミニワーク

  1. BandLabやSoundtrap等に登録してみましょう(無料)
  2. 今日思いついたメロディを録音 or 打ち込みしてみてください
  3. コードを1つだけでも加えてみて、「曲らしくなる感覚」を味わってみましょう!